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アナフィラキシ-ショックについて
スズメバチ、ミツバチ、アシナガバチなどにさされた際、その症状が呼吸困難や意識障害などの全身症状に現れ、時に死亡することがあります。これがアナフィラキシーショックです。
日本人の場合、10人に1人の割合でこの症状が現れるといいます。
アナフィラキシーショックで死亡する場合、ほとんどの人が1時間以内に亡くなっていますので、全身に症状が現れた場合、一刻も早く病院での診察を受けることが必要です。
■アナフィラキシーショックが起きる仕組み
ハチ毒によるアレルギー反応は、即時型応答(アナフィラキシー型)と呼ばれるもので、ハチ毒によって免疫グロブリンE(IgE/アレルゲン)という抗体がつくられ、2度目にハチ毒(抗原)が体内に入ったときに、抗原抗体反応により症状が出ます。
2度目にハチに刺されると危ないと言われるのはこのためです。
しかし、これはすべての人に起きるわけではなく、何度刺されてもアレルギー反応を起こさない人もいます。これは、アレルギー抗体がつくられやすいかどうかなど、大きな個人差があるためです。
逆に、初めてハチに刺された人でも、生まれつき抗体反応が強い人などは、アナフィラキシーショックを起こすことがあるので、注意が必要です。
データーの上では、性別では男性に、年齢的には40歳以上に重病者が多いと言われています。
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